【デリバリースキル】プレゼン上達の特効薬!コツと訓練法をわかりやすく解説

プレゼンの優劣って何で決まるの?
もっと上達するにはどうしたらいい?

今回はこんな疑問にお答えします。

結論から言うと「デリバリースキル」を高めるとあなたのプレゼンテーションがぐっと締まりますよというお話。

実際に筆者も、コンサルティングの現場でプレゼンをすることが多いのですが、このデリバリースキルを使わないことはありません。

そもそもプレゼンに必要なスキルとは何か?そのあたりから一つずつひも解いて行きましょう。


1.デリバリースキルとは?

デリバリースキルの解説をする前に、プレゼンに必要な3つのスキルから解説します。

<プレゼンテーションの3つのスキル>
デリバリースキル
情報収集・シナリオ構築スキル
プレゼンス

それぞれを解説しだすととても長くなりますので、全体観を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

3つのスキルの中で、プレゼン初心者が特に重視すべきスキル、それが今回紹介するデリバリースキルです

デリバリーを直訳すると、「配達する」「届ける」です。

この言葉は本来「その先に相手がいる」ということを表していて、プレゼンテーションの話す技術を「デリバリー」と呼ぶのは、話し手の主張や想いを相手に届けるという目的があるからなんですね。

相手に想いを届けるためには、まず相手を「聴く気にさせる」必要があります。視覚情報と聴覚情報に直接訴えかけるデリバリースキルは、プレゼン上達の第一歩としてとても重要というわけです。


2.プレゼンテーションは見た目が9割?

ここで一つ質問です。

「人は、初めて会ってから、どれくらいの時間で相手を判断するでしょう?」

10分くらい?話の中身を聴かないといけませんので、20~30分くらいでしょうか。いいえ、実はもっと短いんです。

人は、会ってから90秒~120秒で相手を判断すると言われています。 これ、結構意外ですよね。人は相手を判断する際、ほとんど時間を使わないんです。「瞬時に相手を判断する」といってもいいかもしれません。


3.意識したい”メラビアンの法則”

ここで意識したいのが「メラビアンの法則」です。下のグラフを見てください。

どれだけ資料を綿密に作っても、データを並べても、ヒトは結局視覚情報と聴覚情報に左右されてしまう…

もちろん言語情報が要らないということではありませんが、視覚・聴覚情報が非常に重要であるということ。

ヒトは90~120秒で相手を判断する。そしてその判断のための情報は視覚と聴覚が9割。

プレゼンテーションをする際は、必ずこのことを意識してください。

メラビアンの法則は1点注意が必要です。それは、この法則はあくまでファーストインプレッション(第一印象)についての話である点です。デリバリースキルにより、逆に冒頭で相手を「ファン化」できたなら、速やかに話の中身(シナリオ)で勝負するようにしてください。

» シナリオ構築スキルについて詳しく知りたい方はこちら


4.デリバリースキルがもたらすもの

デリバリースキルを身に着けると、以下の効果が得られます。

<デリバリースキルがもたらすもの>
①落ち着いていて、適度にゆっくり、聞き取りやすい話し方になる
 →相手の聴覚情報に訴え、「聴く気にさせる」ための最低条件になります

 

②立ち振る舞いや適切な仕草ができるようになる

 →相手の視覚情報に訴え、「あなたに一目置く」ための最低条件になります。

 

③聴き手の安心感を演出できるようになる
 →話し手の主張・シナリオを相手が「理解する気になる」必須条件になります

プレゼンテーションをするすべての人が備えるべき基本スキルと言うこともできますね。

#デリバリースキルを用いて相手が理解する気になったなら、次はシナリオ構築スキルの出番です。シナリオ構築スキルについてはこちらご覧ください


5.デリバリースキルを高める特効薬3つ

ここでは、数あるスキルアップ法の中から3つ、特に初心者の方におすすめの特効薬3つを紹介します。

<デリバリースキルを高める特効薬3つ>
言葉のヒゲを無くす
適切なアイコンタクトをする 
プレゼンの目的を再認識する

一つずつ見て行きましょう。

【特効薬①】言葉のヒゲを無くす

まず”言葉のヒゲ”とは何でしょうか。

皆さん、無意識のうちにやっていることが多いのですが、「え~、で~、あの~、その~、まぁ」など、話とは全く関係のない、無意識に口に出している言葉の癖のことを指します。

そしてこの”言葉のヒゲ”を無くすだけで、話の聴きやすさが劇的に高まります。

<言葉のヒゲを無くすことによる効果>
 1.一つの文章が短くなり、シンプルになる
 2.適切な「間」がうまれ、テンポが良くなる。
 3.わかりやすさが圧倒的に増す

実際に見てみましょう。下の例をご覧ください。

いかがですか?ちょっと変えるだけでも、分かり易さがまるで違いますね。

言葉のヒゲを無くすくことで、あなたの話し方は「落ち着いていて、適度にゆっくり、聞き取りやすい話し方」に激変します。これが相手の聴覚情報に訴えかけることにつながります。


【特効薬②】適切なアイコンタクトをする

アイコンタクトを適度に入れることで、相手の反応を確認しながら、プレゼンの場を適切にコントロールできるようになります。

<アイコンタクトの効果>
相手の目を見ながら進めることで、
・話し手の自信が聴き手に伝わる
・自分の話が聴き手に伝わっているか、都度確認できる
・相手の興味や理解の度合いに応じて、進め方や話す内容を調整できる
・相手が多人数でも緊張しない(事実上1対1にできる)

では、アイコンタクトを効果的に行うためのポイントは何でしょう。実はアイコンタクトには、押さえておきたい2つの型(かた)があります。下の図をご覧ください。

いかがですか?ただやみくもに相手を見たり、ただ一人を凝視したりしてはアイコンタクトの意味がありません。

ぜひZ型とW型を意識し、自分から見て一番遠くにいる人から視線を投げかけ、ZないしWを描きながら視線を戻すようにしてみてください。これを繰り返し、自然にできるようにすることで、聴衆から見て自然なアイコンタクトができるようになります。

これが相手の視覚情報に訴えかけ、聴衆から見た「自然な立ち振る舞いと適切な仕草」を実現することにつながります。


【特効薬③】プレゼンの目的を再認識する

ここで質問です。プレゼンテーションの目的は何でしょう?

プレゼンテーションの真の目的は、
「相手に伝えること」ではなく、
「相手が欲しいと想うものを届け、動かすこと」である

このことは語源からもわかります。

プレゼンテーションの語源は「プレゼント(present)」。贈り物が語源の「プレゼンテーション」は、相手が欲しいと思うものをプレゼントするという意味が込められています

重要なのは「聴き手と話し手の共通の目的(Purpose)」を押さえること。

”共通の目的(Purpose)”を達成するために
”わたし(Presenter)”がここにいて
”あなた(People)”が時間を割き、
”この場(Place)”が設定された

冒頭にもあった「相手が欲しいと想うものをプレゼントする」発想で、まず相手の目的が何か?を考えるその上で自分の持っている製品・サービスが、どう相手に役立つかを明確にする。重なったポイントが、あなたとわたしの共通の目的」ということになります。

このことを骨格にしてプレゼンテーションを組み立てることが、聴き手の安心感を引き出し、相手の理解が促されます。


6.一にも二にも録画おすすめ!

デリバリースキルを高めるためには「⾃分を客観的に⾒ること」が必要です。具体的には、⾃分のプレゼンを録画し、繰り返し見ることをおすすめします。

⾃分がプレゼンするシーンを見てみると、まず⾃分の声が、普段から認識しているものと違うことに驚きます。⾃分の声は、⾻や頭の内側から響く⾳が重なって、周囲の⼈が実際に聞いている声とは⼤きく異なります。

はじめはそれが気持ち悪く感じられますが、こればかりは慣れるしかありません。なんといっても、あなた以外の全ての⼈が、その「驚きの声」であなたを認識しているのですから。

そして⾃分の話し⽅についても着⽬してください。「こんなに早⼝なんだ」「こんなに抑揚がないんだ」「こんなに活⾆(かつぜつ)が悪いんだ」と、⾃分のイメージとのギャップにびっくりすると思います。

「⾔葉のヒゲ」についても、実際に聞いてみると、⾃分がどれだけ発しているのかよくわかります。立ち居振る舞い、仕草、内容に至るまで、客観的に聴いてみるととても恥ずかしいものですね。

この訓練を繰り返し⾏うことで、まずは⾃分の声に慣れましょう。そして話し⽅で気になる点を⼀つ⼀つつぶすことで、特に意識しなくても、⾃然に(良い意味で)癖のない話し⽅になっていきます。

録画はiPhoneやAndroid端末で充分です。ボタン一つで気軽に録音できますし、画像・音声も実にクリア、確認・削除などもスムーズです。種類はなんでも良いですが、台座を買っておくと最高の環境が手に入りますね。

» 筆者も愛用のスマホホルダーはこちら(充電したまま画面操作可能です)


7.まとめ

いかがでしたか?

デリバリースキルは、あなたのプレゼンをグッと引き締める必須のスキル。そして継続こそがプレゼン上達に必須の処方箋です。

是⾮今回紹介したポイントを参考に繰り返し訓練し、何も考えずとも自然とできるようにして行ってください。

 

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