【VERSANT攻略】AIを活用した新しい英語試験!最近大注目の内容と対策をわかりやすく解説

こんにちは、ITキャリアフロンティア編集長のまさっちです。

今回は、最近注目を集めている英語力測定試験「VERSANT(バーサント)」についてご紹介します。

VERSANTは、AI技術を使った自動採点システムにより、スピーキング・ライティング・リスニング・リーディングの4つの英語技能を測定することができます。

また、AI採点なので結果は即日わかります。これにより、英語学習者や海外留学や就職を考えている人にとって、英語力の測定や向上の手段として注目されています。

それではさっそく見て行きましょう。

1.VERSANT(バーサント)とは

VERSANTは、アメリカのPearson社が提供する英語能力試験の一つです。

スピーキング・リスニング・ライティング・リーディングの4つの技能を測定することができます。VERSANTは、AI技術を用いた自動採点システムにより試験が行われます。

日本国内では日本経済新聞社が、VERSANTの正式代理店として受験者の受付等を行っています。

VERSANTの特徴は以下の3つです。

①リアルな英語表現を測定することができる

VERSANTでは、生の英語表現をテストするため、リアルな英語表現を測定することができます。例えば、電話応対やビジネス会議など、実際のビジネスシーンで使用される英語表現をテストすることができます。

②採点が迅速かつ正確である

VERSANTは、AI技術を使用して試験を実施しているため、採点が迅速かつ正確に行われます。採点結果は、受験後すぐに確認できるため、効率的に英語力を把握することができます。

③柔軟な受験方法が用意されている

VERSANTは、リモート受験も可能なため、世界中の受験者が受験できます。また、日本国内でも試験会場が複数用意されており、受験者にとって柔軟な受験方法が用意されています。

リアルな英語表現をテストし、採点が迅速かつ正確であるため、柔軟な受験方法が用意されているVERSANT。これらの特徴により、VERSANTは、世界中で英語能力試験として広く活用されています。

2.VERSANTの種類と出題形式

VERSANTは「1.スピーキングテスト」「2.ライティングテスト」「3.プレイスメントテスト」の3つのセクションに分けられます。

①スピーキングテスト

聞かれたことを理解し、応答する力を測定します。テスト時間は約20分。出題数は63問。総合点及びサブスコアは全て20点から80点で採点されます。

高度な言語認識システムと自動採点システムを使って採点されるため、きわめて客観的に、また一貫性をもって英語力を測ることができます。

問題数は全63問。テストは、ネイティブによる自然なスピードで流れる質問を聞き、回答するスタイルで進みます。

リスニング能力とスピーキング能力(自然さ、流暢さ、即時性)の両方を測定します。

A. 音読:8問

提示された文章を、指示された順序で声を出して読むことで、「流暢さ」「発音」を診断

B. 復唱:16問

音声で流れた文章を聞こえた通りに繰り返すことで「文章構文」「流暢さ」「発音」を診断

C. 質問:24問

質問で使用された単語を使って回答することで「語彙」を診断

D. 文の構築:10問

ばらばらに並び替えられた単語または単語の連なりを聞き、文章を正しく作り答えることで「文章構文」「流暢さ」「発音」を診断

E. ストーリーリテリング:3問

短い物語を聞き、内容を自分の言葉で正確に伝えることで「文章構文」「語彙」「流暢さ」「発音」を診断

F. 自由回答:2問

簡単な質問に対して自由に回答していただきます。

②ライティングテスト

文章や語彙だけではなく、丁寧さなどを含めた英語を適切に書く力を測定します。

問題数は全42問。パソコンの画面の指示に従って、英文をタイプして回答するテストです。

テストが終了した数分後には結果を見ることが可能です。総合点及びサブスコアは全て20点から80点で採点されます。

A. タイピング:1問

表示された文章を60秒以内でタイプすることで、タイピングの「速度」と「正確さ」を診断

B. 空欄補助:20問

短文内の空欄に適当な単語を1つ入れることで「語彙」を診断

C. ディクテーション:16問

読み上げられた文章を聞いた通りに正しく書き取ることで「文法」を診断

D. 文章再構成:4問

表示された文章を30秒間読み、内容を把握し、自分の言葉で文章を書き直すことで「文法」「読解力」を診断

E. Eメール記述:1問

ある状況を説明する文章を読み、その状況に沿った提案や問題点などをEメール形式で書くことで「文法」「語彙」「文章構成」「言葉遣いと文体」「読解力」を診断

 

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③プレイスメントテスト

日常的に使用される英語の対応能力を、約50分で総合的に診断することができ、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能それぞれの能力を測定します。

問題数は全81問。どれだけ英語を知っているかではなく、どれだけ英語が使えるかを正確に測ることができます。GSEにも対応しており能力を可視化できます。

テストが終了した数分後には結果を見ることが可能です。総合点及びサブスコアは全て20点から80点で採点されます。

但し、主に法人向けに提供されている点に注意が必要です。

A. 音読:2問

表示された文章を声に出して音読することで「発音」「流暢さ」「文章理解力」を診断

B. 復唱:16問

音声で流れた文章を聞こえた通りに繰り返すことで「発音」「流暢さ」「文章構文」を診断

C. 文の構築:10問

3つのフレーズを聞き、それらを並べ替え正しい文にして答えることで「発音」「流暢さ」「文章構文」を診断

D. 会話:12問

2人の会話を聞いた後に出される質問に答えることで「発音」「流暢さ」「リスニング力」を診断

E. タイピング:1問

表示された文章を60秒以内で入力することで、タイピングの「速度」「正確さ」を診断

F. 空欄補助:20問

表示された短文内の空欄に適当と思われる単語を1つ入力することで「語彙」を診断

G. ディクテーション:16問

聞こえた文章を25秒以内に入力することで「リスニング力」「言語処理能力」「ライティング力」を診断

H. 文章再構成:3問

表示された文章を30秒間読んで内容を把握し、次の90秒間で自分の言葉で文章を書き直すことで「リーディング力」「ライティング力」を診断

I. 要約と意見:1問

表示された文章を読み、文章の要約と著者の意見に対する自分の考えをそれぞれ書くことで「リーディング力」「ライティング力」を診断

3.VERSANTとTOEICの関連

VERSANTとTOEICは、両方ともスコアによって英語能力を評価することができます。ただし、VERSANTはスピーキングやリスニングの能力を評価するスコアを発行し、TOEICはリーディングとリスニングの能力を評価するスコアを発行します。つまり、VERSANTのスコアとTOEICのスコアは直接比較することはできません。

しかし、TOEICにはスコアとともに、CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)という言語レベルに関する情報が記載されており、VERSANTも同様にCEFRレベルとの対応表を提供しています。これらの表を参照することで、VERSANTとTOEICのスコアをある程度比較することができます。

目安として、VERSANTのスコアが60〜64であれば、CEFRのB2レベルに相当し、TOEICスコアが約650〜800点程度に相当するとされています。また、VERSANTのスコアが65以上であれば、CEFRのC1レベルに相当し、TOEICスコアが約800〜990点程度に相当するとされています。

4.VERSANTとTOEFLの関連

VERSANTとTOEFLは、どちらも英語能力を測定するためのテストです。ただし、VERSANTはスピーキングとリスニングの能力を測定する一方、TOEFLはリスニング、リーディング、スピーキング、そしてライティングの能力を測定します。これらのテストは、それぞれ異なる目的に向けて作成されているため、スコアを直接比較することはできません。

しかし、VERSANTとTOEFLは、両方ともCEFRレベルとの対応表を提供しています。VERSANTのスコアが60〜64であれば、CEFRのB2レベルに相当し、TOEFLのスコアが約72〜94程度に相当するとされています。また、VERSANTのスコアが65以上であれば、CEFRのC1レベルに相当し、TOEFLのスコアが約95〜120程度に相当するとされています。

TOEFLは、主に大学や大学院での入学試験に使用されることが多く、学術的な英語能力を評価することを目的としています。一方、VERSANTは、ビジネスや職場でのコミュニケーション能力を測定することを目的としています。したがって、どちらのテストを受験するかは、個人の目的やニーズに合わせて選択する必要があります。

5.VERSANTの対策法

残念ながら、VERSANTには特化した、専用の対策本やオンラインプログラムは世の中に出回っておらず、受験者はほとんどの場合、ぶっつけ本番で受験する必要があります。しかし、それでも丸腰で挑戦するのは困難です。そのため、世の中に良書があふれるTOEIC対策本を使うことをお勧めします。

①VERSANT スピーキングテストの対策本

これは間違いなく、「TOEIC (R) SPEAKING テスト 問題集」の一択です。私も大変お世話になりました。

TOEIC Speakingテストに特化した内容ではありますが、非常にわかりやすくできており、VERSANTに通ずるものが多数あります。

豊富な練習問題や回答例の録音機能によって、スピーキング力の向上につながるだけでなく、本番での自信にも繋がるため、おすすめです。

②VERSANT ライティングテストの対策本

これは間違いなく、「TOEIC(R) WRITING テスト 問題集」の一択です。私も大変お世話になりました。

TOEIC Writingテストに特化した内容ではありますが、非常にわかりやすくできており、VERSANTに通ずるものが多数あります。

本書には、スコアアップにつながる練習問題が多数収録されています。文法や表現力、論理的思考力などを養う問題が多数含まれており、スコアアップにつながる練習ができるためおすすめです。

③VERSANT対策おすすめの英会話教室

オンライン英会話は数あれど、ビジネスパーソンであればBizmates一択ではないでしょうか。

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Bizmatesは、ビジネスパーソン向けに開発されたオンライン英会話サービスです。講師はビジネス英語に熟達した、ビジネス経験のあるスピーカーのみ(日本人なし)。リアルなビジネスシーンで使われる英語表現や、スピーキング力を強化するトレーニング方法を指導してくれます。

レッスン時間や回数も自分のスケジュールに合わせて調整できるため、忙しいビジネスパーソンでも効率的に対策を進めることができます。

④VERSANT対策おすすめのアプリ

スタディサプリTOEIC対策編は、スマートフォンで手軽に利用できるTOEIC対策アプリです。

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残念ながらVERSANTに特化しているわけではなく、TOEIC Listening&Reading向けのコンテンツではありますが、正しく読めなければ書くことはできませんし、正しく聴き取れなければ話すことはできません。すべてはつながっています。

コンテンツが充実しており、短い時間でも効果的な学習が可能です。また、アプリだけでなく、Webでも利用できるため、自宅や職場でも効率的に学習を進めることができるためおすすめです。

6.まとめ

いかがでしたか?

今回は、VERSANTの特徴、出題形式、合格基準、対策法やおすすめの教材、アプリ、英会話教室について詳しく解説しました。

VERSANTは、英語学習者や海外留学や就職を考えている人にとって、英語力の測定や向上の手段として注目されています。また、AI採点により結果が即日わかるため、手軽に受験することができます。

VERSANTを受験することで、自分の英語力を客観的に知ることができます。また、合格基準に応じて英語のレベルに対応する表も用意されており、英語力向上の目安としても活用できます。

VERSANTを受験し、自分の英語力を測定してみることは、英語学習のモチベーション向上や海外留学、就職活動の強みにもなります。

是非、本記事を参考にして、VERSANTに挑戦してみてください。きっと、英語力の向上につながることでしょう。

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