こんにちは、ITキャリアフロンティア、編集長のまさっちです。
ビジネスの現場で必要不可欠な英語力。その実力を図るため、TOEICを受けている方も多いと思います。
TOEICは、世界中で認められたビジネス英語能力を測る試験として、広く知られています。
今回は、TOEIC Speaking & Writing にフォーカスし、TOEIC S&Wの概要から、各セクションの出題形式や期待されるスキル、そして対策方法やオンラインサービスについて解説します。
初めて本サイトを訪れた方でも、TOEIC Speaking & Writing を学ぶ上で必要な情報を分かりやすくまとめましたので、ぜひ最後まで読んで活用してください。
もくじ
1.TOEIC Speaking & Writing とは?
TOEIC Speaking & Writingは、TOEICテストの中でもスピーキングとライティングの部分を測定するテストです。
TOEIC Speaking & Writingは、会話力や文章力を測定するためのテストであり、日常生活やビジネスシーンでのコミュニケーション能力を測ることができます。
①TOEIC Speaking & Writing の概略
TOEIC Speaking & Writingは、スピーキングとライティングの2つのセクションから構成されています。スピーキングは、6つのセクションに分かれ、ライティングは、2つのセクションがあります。
TOEIC Speaking & Writingは、世界中の企業や教育機関で認められており、グローバルに活躍するために必要な英語力を測るために役立ちます。
それぞれ見て行きましょう。
編集長
TOEIC S&Wが注目され始めた理由として、英語の評価基準が、より会話重視のCEFR(セファール)に変わったことがあります。こちらの記事にまとめました。
②TOEIC Speaking の出題形式
TOEIC Speakingでは、実際のビジネスシーンで使用される状況を再現した問題が出題されます。ビジネス会話をする際に必要な会話力を測定するため、以下のような課題が出題されます。
内容 | 問題数 | 制限時間 |
---|---|---|
Read a text aloud (文章を読み上げる) |
2問 | 各問90秒以内 |
Describe a picture (写真を説明する) |
1問 | 各問題90秒以内 |
Respond to questions (インタビューに応える) |
3問 | 各問題18-33秒 |
Respond to questions using information provided (資料やスケジュールについて応える) |
3問 | 各問題18-33秒 |
Propose a solution (留守電か会議を聞き提案する) |
1問 | 各問題45秒以内 |
Express an opinion (あるテーマについて意見を述べる) |
1問 | 各問題60秒以内 |
合計11問、それぞれの課題は、20秒から90秒程度の時間制限があります。
試験会場に行くと、ヘッドホンがついたPCがある机に案内されます。受験者は各々の机に座り、ヘッドホンをつけ、付属のマイクに向かって回答を話すスタイルです。採点は、AIではなく人間(ネイティブ)が行います。
編集長
会場にはもちろん他の受検者もいます。みなさんそれぞれ回答を話しますので当然聞こえてきますが、全く気にする必要はありません。大きな声ではっきりと、自分が「うるさいなぁ」と思われるくらいで行きましょう!
③TOEIC Writing の出題形式
TOEIC Writingでは、ビジネス文書を書く際に必要なライティング力を測定するため、以下のような問題が出題されます。
ライティングセクションの問題形式は、記述式(パソコン)で、回答欄に直接書き込む(タイピングで打ち込む)形式となります。
内容 | 問題数 | 制限時間 |
---|---|---|
Write a sentence based on a picture (写真に基づいて文章を書く) |
5問 | トータル8分 |
Respond to a written request (E-mail) (Eメールを見て返信メールを作成する) |
2問 | トータル20分 |
Write an opinion essay (提供されたテーマについて、意見を理由例と共に述べる) |
1問 | トータル30分 |
ライティングセクションのテスト時間は、約60分。リアルなビジネスシーンを想定した出題形式のため、実践的な英語力が必要になってきます。
2.TOEIC Speaking の対策方法
TOEIC Speaking は、英語のリスニングとスピーキング能力を同時に評価するためのテストです。6つの問題形式があり、それぞれ問題形式ごとに解説します。
①TOEIC Speaking の問題形式と回答のポイント
【1】Read a text aloud
「Read a text aloud(文章を読み上げる)」では、あらかじめ用意された文章をスピーカーが音読します。回答者は、その文章を正確に読み上げることが求められます。ポイントは、はっきりと聞き取れるようにしっかりと発音することです。
【2】Describe a picture
「Describe a picture(写真の説明をする)」では、画面に表示された写真について、回答者が自分の言葉で説明します。ポイントは、正確に観察し、簡潔に説明することです。
【3】Respond to questions
「Respond to questions(インタビューに応える)」では、事前に聞かれる質問に対して回答者が答えます。質問に対して簡潔かつ明確に答えることが求められます。
【4】Respond to questions using information provided
「Respond to questions using information provided(資料やスケジュールについて応える)」では、あらかじめ聞かれる質問に対して、スピーカーからの情報を聞いて、回答者が答えます。ポイントは、情報を正確に聞き取り、質問に対して適切な回答をすることです。
【5】Propose a solution
「Propose a solution(留守電か会議を聞き提案する)」では、あらかじめ提示された問題に対して、回答者が自分なりの解決策を提案します。ポイントは、明確な問題意識をもち、簡潔で具体的な提案をすることです。
【6】Express an opinion
「Express an opinion(あるテーマについて意見を述べる)」では、あらかじめ提示されたテーマについて、回答者が自分なりの意見を述べます。ポイントは、明確な立場や意見をもち、理由を明確に述べることです。
②スピーキング力を向上させるためのトレーニング方法
スピーキング力は、継続的なトレーニングで改善されるため、日常生活で簡単に実践できるトレーニング方法が必要です。
まずは、音読トレーニングを取り入れてみましょう。英語の文章を読んで、その音声を録音して再生するという簡単なトレーニングです。自分自身が発音した英語を聞くことで、自分の発音に対する意識が高まり、練習の効果が上がります。
英語での会話に慣れるために、英会話を習得することもおすすめです。オンライン英会話サービスを利用することで、自宅でも手軽に英会話の練習ができます。英語ネイティブと話すことで、発音や会話の流れなどを学ぶことができ、スピーキング力の向上につながります。
模擬テストは、実際の試験と同じ環境で自分自身のスピーキング力を測ることができます。模擬テストを受ける際には、リスニング力のトレーニングも兼ねて、英語ニュースやラジオ番組などの英語音声を聞くこともおすすめです。
3.TOEIC Writing の対策方法
TOEIC Writing では、リスニングやスピーキングに加えてライティングスキルも評価されます。
TOEIC Writing には、ビジネス文書を書く際に必要なスキルを評価する3つの問題形式があります。それぞれの問題形式ごとに解説します。
①TOEIC Writing の問題形式と回答のポイント
【7】Write a sentence based on a picture
「Write a sentence based on a picture(写真に基づいて文章を書く)」では、与えられた写真を見て、簡単な文章を書くことが求められます。明確で文法的に正しい文を書くことがポイントです。 制限時間は5問トータルで20分、回答欄に直接文章を記述します。
【8】Respond to a written request
「Respond to a written request (E-mail)(Eメールを見て返信メールを作成する)」では、与えられたEメールに対して適切な返信メールを作成することが求められます。返信メールの形式や文体については、指定されませんが、相手に対して丁寧でわかりやすい文章を書くことがポイントです。また、与えられた情報を元に適切な返信内容を書くことも重要です。 制限時間は20分で、回答欄に直接文章を記述します。
【9】Write an opinion essay
「Write an opinion essay(提供されたテーマについて、意見を理由例と共に述べる)」では、与えられたテーマについて、自分の意見を明確に述べることが求められます。具体的な理由や例を挙げ、論理的な構成をもったエッセイを書くことがポイントです。文章の長さについても指定があり、それ以下の長さでは高得点は狙えません。 制限時間は60分で、回答欄に直接文章を記述します。
②ライティング力を向上させるためのトレーニング方法
TOEIC Writing の問題形式は、ビジネス文書を書く上で必要なスキルを評価するものです。
ライティング力を向上させるためには、練習が必要です。毎日でも、週に何回かでも構いません。TOEIC Writing の問題形式に合わせた練習を行い、文章を書くスピードを上げましょう。また、文法やスペルなどの基本的な英語力を磨くことも大切です。
自分で書いた文章を見直すだけではなく、ネイティブスピーカーや英語の上達に熟達した人にフィードバックをもらうことも重要です。自分の文章を客観的に評価してもらい、改善点を把握して改善していくことで、TOEIC Writing の問題形式に対応できる力を養えます。英語の書籍やビジネス関連の記事を読むこともお勧めです。
4.TOEIC S&Wおすすめの対策本
①TOEIC SPEAKINGテストおすすめの対策本
これは間違いなく、「TOEIC (R) SPEAKING テスト 問題集」の一択です。私も大変お世話になりました。
TOEIC Speakingテストに特化した数少ない問題集であり、非常にわかりやすく、以下の点でおすすめできます。
お勧め理由1:実際のテストに近い出題形式
この問題集は、TOEIC Speakingテストに出題される6つの問題形式に沿って作成されています。そのため、実際のテストに近い形式で問題を解くことができます。また、解答欄の制限時間も本番と同じように設定されているため、時間配分の練習もできます。
お勧め理由2:豊富な練習問題
この問題集には、各問題形式ごとに豊富な練習問題が収録されています。そのため、弱点の克服に役立ちます。また、同じ形式の問題を何度も解くことで、スピーキング力の向上につながります。
お勧め理由3:録音機能による自己採点の実施可能
この問題集には、各問題形式ごとに回答例が録音されています。これを利用して、自己採点をすることができます。正確な発音やアクセント、リズム、速度などをチェックし、改善点を把握することができます。
以上のように、「TOEIC (R) SPEAKING テスト 問題集」は、TOEIC Speakingテストの対策に非常に有効な問題集です。豊富な練習問題や回答例の録音機能によって、スピーキング力の向上につながるだけでなく、本番での自信にも繋がるため、おすすめです。
②TOEIC WRITINGテストおすすめの対策本
これは間違いなく、「TOEIC(R) WRITING テスト 問題集」の一択です。私も大変お世話になりました。
TOEIC Writingテストに特化した数少ない問題集であり、非常にわかりやすく、以下の点でおすすめできます。
お勧め理由1:実際のテストに近い形式
TOEIC Writingの問題形式に沿った問題が収録されており、実際のテストと同じ形式で問題が出題されるため、本番前のトレーニングに最適です。
お勧め理由2:解答例が詳細でわかりやすい
問題集内には、解答例が詳しく解説されています。正しい解答の書き方や、よくある間違いを避けるためのポイントがわかりやすく説明されているので、解答の練習に役立ちます。
お勧め理由3:練習問題が豊富
本書には、スコアアップにつながる練習問題が多数収録されています。文法や表現力、論理的思考力などを養う問題が多数含まれており、スコアアップにつながる練習ができます。
以上のような特徴から、「TOEIC(R) WRITING テスト 問題集」は、TOEIC Writingの対策においてお勧めできる問題集です。
5.TOEIC S&W対策に役立つオンラインサービス
①TOEIC Speaking対策に役立つオンライン英会話
オンライン英会話は数あれど、ビジネスパーソンであればBizmates一択ではないでしょうか。
Bizmatesは、ビジネスパーソン向けに開発されたオンライン英会話サービスです。講師はビジネス英語に熟達した、ビジネス経験のあるスピーカーのみ(日本人なし)。リアルなビジネスシーンで使われる英語表現や、スピーキング力を強化するトレーニング方法を指導してくれます。
レッスン時間や回数も自分のスケジュールに合わせて調整できるため、忙しいビジネスパーソンでも効率的に対策を進めることができます。
②TOEIC S&W対策に役立つアプリ
スタディサプリTOEIC対策編は、スマートフォンで手軽に利用できるTOEIC対策アプリです。
残念ながらTOEIC Speaking & Writingに特化しているわけではなく、TOEIC Listening&Reading向けのコンテンツではありますが、正しく読めなければ書くことはできませんし、正しく聴き取れなければ話すことはできません。すべてはつながっています。
コンテンツが充実しており、短い時間でも効果的な学習が可能です。また、アプリだけでなく、Webでも利用できるため、自宅や職場でも効率的に学習を進めることができます。
6.まとめ
いかがでしたか?
本記事では、TOEIC Speaking & Writingの概要と対策について詳しく解説しました。これらの情報を参考にすることで、あなた自身が英語力を高め、ビジネスシーンや留学など、様々な場面で活躍できるようになることでしょう。
これらの情報を参考に、自分に合った対策方法を見つけ、効果的な学習を続けて下さい。
きっと、あなたも素晴らしい成果を出せるはずです。
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