【CEFRとは】英語のスキルを図るための新基準!CEFR(セファール)についてわかりやすく解説

こんにちは、ITキャリアフロンティア、編集長のまさっちです。

英語のスキルを測るためには、どのような基準があるのでしょうか?

TOEICやTOEFL、GMATなど、英語力を測るテストは様々ですが、それら共通で、国際的に認められた基準の一つがCEFR(セファール)です。

今回はこのCEFR(セファール)について、注目され始めた背景と内容、利用することによるメリットと今後について解説します。

英語のスキル向上を図る上で、ぜひ参考にしてください。

1.CEFR(セファール)とは?

CEFRとは「Common European Framework of Reference for Languages」の頭文字をとった略で、言語学習者が習得する言語能力を6つの段階に分け、各段階の能力を示す共通基準を設定することで、言語学習の目標設定や評価に役立てるためのヨーロッパ共通の枠組みです。

CEFRは、欧州言語ポートフォリオ(European Language Portfolio)の一部として、言語学習者の能力を評価するための共通基準として開発されました。

CEFRの特徴は、英語だけでなく、他の言語でも適用できる点にあります。多様な言語を対象とした共通基準として使用されており、英語テストなら「TOEIC」スコアに換算できますし、フランス語なら「DELF/DALF」のスコアと、ドイツ語なら「TestDaF」のスコアと換算できるといった具合です。日本語教育でも、CEFRに準拠した日本語能力試験(JLPT)があります。

これにより、さまざまな言語の能力を、統一の基準で測ることができます。

また、従来のTOEICで主流だったリスニングとリーディングに特化した内容だけでなく、スピーキングとライティングにも注目している点も特徴的です。この流れを受け、TOEICも従来の「TOEIC L&R」に加え、「TOEIC S&W」を作りました。

2001年に発表され、現在では世界中で広く使用されています。CEFRは、英語をはじめとする多くの言語に対応しており、それぞれの言語において共通の基準となっています。

2.CEFRが注目され始めた背景

CEFRが注目され始めた背景には以下のような特徴的な背景があります。

背景①:従来の評価基準では測定しきれなかった

例えばビジネスマンが慣れ親しんだTOEICは、リスニングとリーディングの評価に特化しており、スピーキングとライティングの評価が行われていませんでした。しかし、グローバルな社会において、異文化コミュニケーション能力が求められるようになったため、スピーキングやライティング能力も重視されるようになりました。CEFRは、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの全ての能力を評価することができるため、国際的なニーズにマッチする評価基準として注目されています。

背景②:英語以外にも通じる標準が必要だった

CEFRは英語だけでなく、他の言語でも適用されています。実際、CEFRは、欧州言語ポートフォリオ(European Language Portfolio)の一部であり、多様な言語を対象とした共通基準として使用されています。各言語において、CEFRに準拠した共通基準が作られ、それに基づいて言語能力を評価することができます。例えば、日本語教育でも、CEFRに準拠した日本語能力試験(JLPT)がありますし、フランスなら「DELF/DALF」、ドイツ語なら「TestDaF」といった具合です。

編集長

こうした流れを受け、TOEICが開発したのがTOEIC S&Wですね。ほかにも、AIが即座に評点してくれるVERSANTなども、CEFR基準対応で注目され始めたテストです。

3.CEFRにおける評価の視点

CEFRは、言語学習者の能力を聴解、読解、発話、作文、そして言語知識・言語使用の5つの領域で評価します。

それぞれにA1からC2までの6つのレベルがあり、各レベルには、そのレベルに到達するために必要な評価基準が明示されています。

これにより、学習者は、自分がどのレベルにいるかを正確に知ることができ、そのレベルに合わせた学習を行うことができます。

また、各領域での評価により、自分の強みや弱点を把握し、効果的な学習計画を立てることができます。

<CEFRにおける評価の視点>

①聴解(Listening)
②読解(Reading)
③発話(Speaking)
④作文(Writing)
⑤言語知識・言語使用(Language Knowledge and Language Use)

※各領域において、A1からC2までの6つのレベルがあり、それぞれのレベルにおいて達成すべき評価基準が定められています。

4.CEFRの評価レベル

CEFRは、6つのレベルで構成されています。それぞれのレベルは、言語学習者の能力を表しています。

  • A1: 初心者
    • 簡単なフレーズや単語を理解できる
    • 簡単な質問に答えられる
    • 簡単な文章を書くことができる
  • A2: 初級者
    • より広範な単語やフレーズを理解できる
    • より複雑な質問に答えられる
    • 短い文章を書くことができる
  • B1: 中級者
    • 日常的な会話ができる
    • 複雑な文章を理解できる
    • メモや手紙を書くことができる
  • B2: 上級者
    • 抽象的なテーマについて話すことができる
    • 長文を理解できる
    • レポートや論文を書くことができる
  • C1: ビジネスレベル
    • 詳細なビジネス的な話題について話すことができる
    • 長い文章を読み、重要な情報を理解できる
    • ビジネスレポートなど、高度な文章を書くことができる
  • C2: ネイティブレベル
    • 非常に流暢な会話ができる
    • 難解な文章でも理解できる
    • 複雑な文章を書くことができる

5.CEFR基準で評価するメリット

「CEFR基準で評価するメリット」として、以下の3つの点があげられます。

メリット①:国際的に認められたレベル表記ができる

CEFRは、世界中で共通に使用されているため、英語学習者の能力を客観的かつ国際的なレベルで表記できます。これにより、自分の英語力を比較することができ、海外の学校や企業に応募する際にも有利になる可能性があります。

メリット②:客観的な評価が可能

CEFRは、共通の基準で評価するため、個人の主観や教師の評価によるバイアスを排除することができます。これにより、より正確な評価が可能となります。

メリット③:目標設定や自己評価に役立つ

CEFRに基づいた英語学習を行うことで、自分の現在の英語力を客観的に把握し、目標設定や学習計画の立案に役立てることができます。また、自分自身で自己評価を行い、学習の進捗状況を確認することができます。

以上のように、CEFR基準で評価することには、国際的に認められたレベル表記ができること、客観的な評価が可能であること、目標設定や自己評価に役立つことなど、多くのメリットがあります。

6.TOEICとの関連

TOEIC(Test of English for International Communication)は、国際的なビジネスシーンで必要な英語コミュニケーション能力を測定するためのテストです。TOEICは、英語を母国語としない人々が、ビジネスシーンで英語を使用する能力を評価するために多く利用されています。

TOEICとCEFRは、英語能力を評価するための基準として、共通のルーツを持っています。実際、TOEICのスコアは、CEFRと比較してどのレベルに相当するかを知ることができます。

以下は、TOEICスコアとCEFRレベルの関係です。

  • TOEICスコア900点以上:CEFR C1レベル
  • TOEICスコア785-900点:CEFR B2レベル
  • TOEICスコア605-780点:CEFR B1レベル
  • TOEICスコア400-600点:CEFR A2レベル
  • TOEICスコア255-395点:CEFR A1レベル

つまり、TOEICのスコアが高いほど、CEFRレベルも高くなる傾向があります。ただし、TOEICとCEFRは異なる評価基準を持っており、直接的な関係はありません。TOEICスコアをCEFRレベルに換算することで、自分の英語力をより客観的に把握することができます。

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7.TOEFLとの関連

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、英語を母国語としない人々が英語を使用することを求められる場面で、英語能力を測定するためのテストです。TOEFLは、海外の大学や専門学校への進学や、海外企業での就職などに必要とされることが多く、多くの人が受験しています。

TOEFLには、iBT(Internet-Based Test)という方式があります。このiBTにおいて、CEFRレベルとの関係は以下のようになっています。

  • TOEFL iBTスコア100-120点:CEFR C1レベル
  • TOEFL iBTスコア79-99点:CEFR B2レベル
  • TOEFL iBTスコア60-78点:CEFR B1レベル

つまり、TOEFLのスコアはCEFRレベルに相当すると考えることができます。TOEFLのスコアが高いほど、CEFRレベルも高いと言えるでしょう。ただし、TOEFLとCEFRは直接的な関係はありません。TOEFLのスコアをCEFRレベルに換算することで、自分の英語力をより客観的に把握することができます。

CEFRとTOEFLは、共に英語能力を評価するための基準として、世界的に認められています。両者を併用することで、より正確な英語能力の評価が可能になります。

8.VERSANTとの関連

VERSANTは、英語のスピーキング・リスニング能力を測定するためのテストであり、ビジネス英語を使用するシーンで活躍する人々のために開発されました。VERSANTのテストは、自然な英語の会話やビジネスシーンでのやりとりをシミュレーションすることで、スピーキング・リスニング能力を測定します。

VERSANTとCEFRは、両方とも英語能力を評価するための基準ですが、直接的な関係はありません。VERSANTは、特にスピーキング・リスニング能力を評価するテストであるため、CEFRのスピーキング・リスニングの評価基準とは異なります。

ただし、VERSANTでは、スコアをCEFRレベルに換算することができます。以下は、VERSANTスコアとCEFRレベルの関係です。

  • VERSANTスコア80-100点:CEFR C1レベル
  • VERSANTスコア60-79点:CEFR B2レベル
  • VERSANTスコア40-59点:CEFR B1レベル
  • VERSANTスコア20-39点:CEFR A2レベル
  • VERSANTスコア0-19点:CEFR A1レベル

VERSANTスコアが高いほど、CEFRレベルも高くなる傾向があります。VERSANTは、英語のスピーキング・リスニング能力を測定するための優れたテストであり、ビジネス英語を使用するシーンでの活躍に役立ちます。

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9.まとめ

いかがでしたか?本記事では、英語の能力を評価するための基準であるCEFRについて、注目され始めた背景や評価の視点、利用することによるメリットなどについて解説しました。

CEFRは、言語学習者の能力を共通の基準で評価することができ、TOEICやTOEFLなどと並んで国際的に認められた基準の一つです。また、CEFRに基づいた英語学習を行うことで、自己評価や目標設定にも役立ちます。

英語のスキル向上を目指す上で、CEFR基準で考えることは非常に有効です。自分のレベルを把握し、目標を設定して効果的な学習を行いましょう。きっと、英語力向上に役立つはずです。是非参考にしてください!

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