【スピーチ上達】簡単に覚えられる「型」と「コツ」をわかりやすく解説

今度のイベントで「ぜひ⼀⾔!」って言われた…
でもスピーチ苦手なんだよなぁ…
どうしよ…


今回はこんな悩みにお答えします。

スピーチが苦手な人に共通する特徴に「そもそも何をすれば上手くなるのかわからない」というのがあります。

空をつかむような話に、いざ依頼されると思考停止に陥ってしまうんですね。

でも大丈夫。何事にも必ず「型」があり、「コツ」があります。スピーチも同じです。

まずは心の持ちようからひも解いていきましょう

1.そもそもほとんど聴いてない!?

そもそも聴いてない…

初めから身も蓋もないことを言いますが、「気持ちの持ちよう」としてはとても重要です。

例えば友人の結婚式。新郎新婦の上司が一生懸命スピーチしますが、あれ、覚えてますか?

よほどのツワモノがスピーチすれば別ですが、そうでなければほぼ覚えていません。隣の友人との話が盛り上がり、話してたことすら記憶にないかも…

部長

みんなが自分のスピーチに注目してる…
とにかくしっかりやらないと…

「早く終わらないかな、、おなかすいたし。。」
よくわかんないけど頑張ってね〜」

参加者

まずは余計な力み(りきみ)を取り除くことから始めましょう。


2.スピーチには型がある

不要な力を抜いた上で、せっかくの場です。「よりよいスピーチをしよう」と思うことはとても重要です。

先にもお伝えした通り、良いスピーチには型があり、コツがあります。

実際に私も、これから紹介する型を意識することでスピーチが格段に良くなりました。スピーチを求められるシーンも増えましたし、そのたびに「ありがとう!楽しかった!」と⾔われる経験をしてきました。

そんな私の実体験に基づき、「ここだけはやってみて!」と思うポイントを紹介します。


3.スピーチ上⼿の3つの特徴

結論から⾔うと、以下の3つです。

<スピーチ上手に共通する特徴>
特⻑1:脇役に徹するプロ意識
特⻑2:経験と実績を積み続ける⾏動⼒
特⻑3:旬な話題をキャッチする情報収集⼒

⼀つずつ⾒ていきましょう。

特徴1:脇役に徹するプロ意識

スピーチの持ち時間が「5分」だったとします。この場合、皆さんは5分をどう捉えますか?

多くの⼈が「持ち時間5分=⾃分が話す時間が5分」と捉えます。でも、これではダメです。

⾃分中⼼のスピーチでは、相⼿にとって聴きたくもないことを聴かせることにつながります。勢いあまって5分という時間を超過することも…

実はスピーチ上⼿はこの真逆。「持ち時間5分=依頼主が割いてくれた5分」と捉えます。

依頼主が第一。おのずと話の視点、内容、結論の導き方が変わってきます。結果として、聴き⼿の期待に応える、わかりやすくて共感を呼ぶスピーチにつながります。

あなたは決して主役ではありません。主催者の想いを受け、その場を盛り上げるための⼀つ要素と捉えるべきです。

そのことを充分に理解し、脇役に徹すること。スピーチをする際求められるベースの心構えです。


特徴2:経験と実績を積み続ける行動力

結婚式の部長のスピーチを想像してみてください。⼈から⾒聞きしたことを並べ、「いやぁ、新郎の**君は本当に信頼できる男です!」と、無理やり?⾔ってますよね。あれ、感動したことありますか?

なんだか通り⼀辺倒で「部⻑、挨拶⼤変だなぁ…」「オレ、今回スピーチなしでよかった〜」といった程度と思います。部⻑も⼤変です。

でも、これが本当に⽣死を共にしたような仲間のスピーチで、助け合った情景が思い浮かぶような話をされたら印象はどうでしょう。その⼈の想いが⾔葉の端々に宿り、迫⼒あるエピソードを通じて、新郎のすばらしさがずっしりと伝わってくると思います。

こうなると、もう話しの上⼿い/下⼿なんて関係ありませんよね。

「経験や実績を積んだこと」は、いつでも⽬の前にその時の情景が思い浮かぶもの。まるで今、⾃分がそこにいるかのように話すことで、カンペなどに頼らなくても、その時の情景や想いを⾚裸々に伝えることができます。

問題は、⽣死を共にするような仲間はそうはいないということ。今の時代、そんなに死に⽬に会うことはありませんからね(^^;

であれば、スピーチで話せそうな経験や実績をできるだけ多く積むことです。そして話すときは、多少誇張しても構いません。その時の情景を思い浮かべながら、依頼主のオーダーに近しいエピソードを絡めて披露する。そうした訓練を繰り返すことで、迫⼒あるスピーチが生まれます。


特徴3.旬な話題をキャッチする情報収集力

よほどの有名⼈なら別ですが、通常、スピーチは3〜5分程度です。どれだけ⻑くても10分程度と思います。

そんな限られた時間で聴衆の共感を呼ぶには、できるだけ少ない⾔葉で多くのことを伝える必要があります。そんな時、今まさに⾝近で起きている時事ネタを使うことは⾮常に有効です。

誰もが注目する時事ネタを使うと、一言で相手に内容を連想させることができます。トレンドに敏感で、知的な印象を与えるだけでなく、とても身近な話題に感じられます。

正しいキーワードを選ぶことで、あなたの⾔いたいことがたった⼀⾔で伝わる。使わない⼿はないですよね。

たまに「あの⼈は、⼩ネタを織り込みながら話してくれて、とても勉強になったし楽しかった」といった評価を聴きますが、ほとんどの場合は時事ネタが使われています。


4.上⼿いスピーチへの6ステップ

ここからは、上⼿なスピーチをするための⼿順をみていきましょう。この⼿順を守ることで、あなたのスピーチは劇的に良くなります。

STEP1.”聴衆が聴きたいこと”を考え抜く

主催者や聴衆はどんな話を聴きたいのか?この点をしっかりと問い直すことから準備は始まります。

結婚式なら、新郎・新婦の”ひととなり”について、本⼈たちはどう伝えてほしいのか?

ビジネススピーチなら、反対派が渦巻く会場で、初めから固いメッセージを望んでいるのか?なごませるメッセージを期待しているのか?

有識者として呼ばれているなら、相⼿の知識レベルに応じて、どんな内容が聴衆の”ためになる”のか?そうしたことをしっかり考える。これがメインメッセージを決める⽷⼝になります。


STEP2.なぜ他人ではなく自分なのか?を再確認する

STEP2では、「なぜあなたがこの場にいるのか?」を考えてください。

主催者は、なぜあなたをスピーカーに選んだのか?他のヒトではダメだったのか?そのあたりをしっかり考えることでメインメッセージが固まります。

結婚式なら、友⼈・上司である「私ならでは」のエピソードを考える必要があります。ビジネススピーチなら、主催者と聴衆の関係性から、⾃分の⽴場でなければ⾔えないこと、ないし、第3者的な⽴場だからこそ価値ある内容を話すべきです。

そうして固まったメインメッセージを軸に、話の展開〈シナリオ〉を決めていってください。


STEP3.主張に沿ったシナリオを考える

シナリオ検討で役⽴つフレームに「ストーリーアーチ」と言うものがあります。特に短時間のスピーチにおいて「つかえる」構成ですので参考にしてみてください。

<ストーリーアーチの手順>
①導⼊ :これから話すテーマやシーンを設定する
②ヒートアップ :困難に⽴ち向かうなど出来事を次々起こし、聴き⼿の緊張感や期待感が⾼める
③クライマックス:ストーリーが最⾼潮に達する
④カルムダウン :事態は収束に向かう。聴き⼿の安⼼感につながる
⑤エンディング :ストーリーの主題や教訓、オチを明らかにする

シンプルな構成ですので、早速使ってみましょう!


STEP4.出だしに全⼒を注ぐ

スピーチは出だしですべてが決まると⾔っても過⾔ではありません。「つかみ」とも呼ばれる最初の1分は、相⼿の興味を引くことに専念してください。ポイントは「えそな」を作り出すこと。

<つかみのえそな>
・最初の15秒で「え!?なんで?」と思うような疑問を投げかけ、相⼿の注意を惹きつける
・次の15秒で「うなんだ!」と思うような驚きの結論を与え、相⼿に⾯⽩いと思わせる
・最後の30秒で「るほど」と納得させる

続けて、最初のステップで考えた「キーメッセージ」を充てることで、あなたの主張を際⽴たせることができます。時事ネタや体験談でつなげられたら完璧ですね。

そこまではいかなくても、是⾮この「えそな」を意識して、最初のつかみをきっちりモノにするようにしてください。


STEP5.キーワードを繰り返す

残念な事に、⼈は1度聞いただけでは内容を覚えられません。キーとなるメッセージやキーワードは、3〜4回繰り返して⾏きましょう。

⽬安はスピーチの最初と最後に加え、中間で1〜2回です。

貴⽅が伝えたいメッセージ、というよりは、相⼿が聴きたいであろうメッセージを繰り返し使うことで、あなたに対する周囲の期待にきっちり応えていきましょう。


STEP6.堂々とした態度は崩さない

⾃分の「型」を作り、場数をこなして、ある程度の⾃信がつくまでは、何かと不安がつきものです。「これを⾔って引かれたらどうしよう」「ウケないんじゃないか」と⼼配したりすることもあるでしょう。

でも、考えすぎるのはよくありません。考えすぎると迷いが相⼿に伝わります。

冒頭の「つかみ」も中途半端となり、中盤でヒートアップさせることもできません。クライマックスで聴衆を最⾼潮に持っていくこともできず、最後に残る余韻も中途半端なものになります。

⼀度やると決めたらなら、⼊念に準備を重ね、⼾惑いは捨てましょう。終始堂々と振る舞い、ビシッと決めるよう全⼒で臨みましょう!


5.全員に刺さるスピーチは可能か?

よく「聴衆全員に刺さるスピーチのコツを教えてください」といった質問を受けます。確かに、そうしたものができれば素晴らしいですよね。

でも、筆者は全員に届けられるスピーチは、全員に届かないスピーチと同じと思っています。

おすすめしたいのは「聴衆の中で、たった⼀⼈でもいい。誰か⼀⼈が強く共感してくれるよう⼼がける」こと。

その想いでスピーチを繰り返すうちに、1⼈が2⼈、2⼈が4⼈、4⼈が8⼈と、共感する⼈がどんどん増えていきます。⾃信もつき、鉄板ネタも増えてくる。そうしたことの繰り返しで、いつしか聴衆の⼤多数が共感するスピーチができるようになるものです。


6.スピーチが上⼿いと⼈⽣が変わる

スピーチは究極のプレゼンです。

資料もなし、5分〜10分程度の短時間で、相手の印象に残る話を分かりやすくする。時には感動さえ巻き起こすスピーチには、それはもう⾼度なプレゼン能⼒が要求されます。

当然できる⼈は限られ、だからこそ、逆にスピーチが上⼿い⼈は重宝されます。感動のスピーチが次の依頼をうみ、次から次へと依頼が舞い込んでくるようになる司会者や他のスピーカーとも仲良くなり、時には思いもよらなかった有名⼈とお近づきになれたりもします

そうした好循環が重なり、ふと気がづくと「あの⼈の周りにはいつも⼈がたくさんいる」「あの⼈はなんだか楽しそう」といった状態に…

こうなると、タイトルにある「⼈⽣が変わる」というのも、決して⼤げさではありませんね

スピーチに対する苦手意識はだれしも持っているものですが、できた時の効果を考えると、いつまでも苦手でいるのはもったいないことです。是非少しずつでも訓練を積み重ね、スピーチ上手になってしまいましょう!


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