【海外駐在員になる】グローバル人材への近道！海外赴任の可能性が高い日本企業を徹底調査！

こんにちは、ITキャリアフロンティア、編集長のまさっちです。

海外駐在員になることは、グローバルな経験を積むチャンスであり、キャリアアップの機会でもあります。そして、何と言っても海外赴任の可能性が高い企業に就職するのが近道です。

本記事では、海外売上比率の高さに注目し、海外赴任の可能性が高い企業をピックアップ。海外駐在員になるメリットと共に紹介します。

是非今後のキャリアアップに役立てて下さい。

１．海外赴任の可能性が高い企業の特徴

本記事では、「日本に本社を持ちながら、グローバル展開を積極的に進めている企業」を、海外赴任の可能性が高い企業と定義しています。自動車メーカーや化学メーカーなどがその例です。

海外赴任の可能性が高い企業には、以下の3つの特徴があります。

特徴①：海外売上高比率が高い

海外赴任の可能性が高い企業の一つに、海外売上高比率が高い企業があります。これは、企業がグローバル展開を積極的に進めていることを示しています。例えば、自動車メーカーのトヨタ自動車は、世界各国に工場や拠点を持ち、海外市場での売上高比率が高いことが特徴です。2022年3月期のトヨタ自動車の決算報告書によると、海外売上高比率は57.4％でした。

特徴②：外国人社員が多い

海外赴任の可能性が高い企業のもう一つの特徴は、外国人社員が多いことです。これは、企業が異文化コミュニケーションに慣れていることや、グローバルな視野を持っていることを示しています。例えば、化学メーカーの三菱化学は、海外拠点で働く外国人社員が5000人以上との情報もアリ、グローバルな人材を積極的に採用していることが特徴です。

特徴③：海外拠点が多い

海外赴任の可能性が高い企業の最後の特徴は、海外拠点が多いことです。これは、企業が海外に進出していることを示しています。例えば、自動車メーカーのホンダは、世界各国に工場や拠点を持ち、海外拠点数が約100以上あることが特徴です。

２．海外赴任のメリット

海外赴任には、以下の３つの観点でメリットがあります。

メリット①：語学力が一気に高まる

海外赴任は、英語をはじめとする異文化コミュニケーション能力の向上につながります。現地で生活する中で、英語を日常的に使用することで、自然とリスニングやスピーキングのスキルが向上します。また、現地の人々とのコミュニケーションを通じて、その国の文化や習慣を学ぶことができます。大体２年海外赴任すれば、ほぼ全くそん色のないレベルでネイティブと話せるようになるでしょう。

メリット②：キャリアのステータスが一気に高まる

グローバルなビジネスに関する知識・経験の獲得、キャリアアップのチャンスをもたらします。現地でのビジネスの取引や交渉に携わることで、グローバルなビジネスに関する知識・経験を身につけることができます。また、海外での経験やスキルは、国内での就職や昇進に大きなアドバンテージとなります。例えば、日本で外資系企業に勤める場合、海外での経験があると採用に有利に働きます。

メリット③：経済面でワンステージ上がる

観点海外赴任は、給与面でもメリットがあります。日本国内よりも高いボーナスや手当、海外赴任手当が支給されることがほとんどで、中には日本の給与の１．５倍～２倍もらえるなんて言う企業も。海外での生活費が安い場合もメリットが大きいです。例えば、タイやマレーシアなどの東南アジア諸国では、日本と比較して物価が安いため、生活費が低く済み、その分、蓄財のスピードが高まります。

海外赴任には、課題もありますが、メリットの方がはるかに多いと言われます。

編集長

世界を股にかけ活躍するビジネスパーソンをグローバル人材と呼びます。こちらに詳細をまとめましたのであわせてチェックしてください。

３．ずばり！海外駐在できる日本企業はここだ！

ここでは、売上高1,000億円超で、海外売上比率50%超の企業を、海外売上比率の高い順にリストアップしました。

実際の海外売上比率を合わせて掲載。海外事業の展開状況も解説しています。それぞれ証券コードも記載していますので、是非参考にしてください！

UファブリクスHLD (4235) : 96％

◆事業概要
UファブリクスHLDは、医療機器、エレクトロニクス機器、自動車、産業資材などに使用される高機能繊維製品の製造・販売を主な事業としています。

◆主な取扱製品・サービス
耐熱、耐薬品、難燃性、光学特性などの機能を持つ繊維製品を取り扱っており、主要製品としてはフィルム、不織布、ガラス繊維製品などがあります。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
UファブリクスHLDは、アジアやヨーロッパ、アメリカなどの海外市場に進出しており、海外売上高が全体の96％を占めています。特に中国市場においては高いシェアを持っており、今後も海外市場でのビジネス拡大を目指しています。海外勤務の機会がある可能性があります。

TDK (6762) : 92％

◆事業概要
TDKは、電子部品や磁気デバイスなどの製造・販売を主な事業としています。

◆主な取扱製品・サービス
センサー、コンデンサー、インダクター、トランス、フィルター、磁気デバイス、ヘッドなどを取り扱っています。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
TDKは、世界中に製造拠点・営業拠点を持ち、海外売上高が全体の92％を占めています。特にアジア地域においては、中国や韓国、台湾などで多くの製造拠点を持っており、高い市場シェアを誇っています。また、欧州や北米、南米などでも積極的にビジネスを展開しています。海外市場でのビジネス拡大を目指し、M&Aを通じた海外企業の買収も行っています。海外勤務の機会がある可能性があります。

ヤマハ発動機 (7272) : 91％

◆事業概要
ヤマハ発動機は、バイク、ボート、マリンエンジン、発電機などの製造・販売を主な事業としています。

◆主な取扱製品・サービス
オートバイ、バイク用エンジン、ボート、ボート用エンジン、マリンジェット、スノーモービル、アウトドア製品、発電機などを取り扱っています。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
ヤマハ発動機は、世界中で事業を展開しており、海外売上高が全体の91％を占めています。特に北米やヨーロッパ地域においては、高い市場シェアを誇っています。また、新興国市場でも積極的にビジネスを展開し、事業拡大を進めています。ヤマハ発動機は、世界中に事業拠点を持っており、海外勤務の機会がある可能性があります。

日本電気硝子 (5214) : 86％

◆事業概要
日本電気硝子は、環境エネルギー、電子デバイス、情報電子、医療、ライフサイエンスなどの分野で、多様な製品・サービスを提供している総合ガラスメーカーです。

◆主な取扱製品・サービス
日本電気硝子は、フラットパネルディスプレイ、太陽光発電、ファイバーケーブル、医療、モバイルデバイス用ガラスを扱っています。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
日本電気硝子は、世界中に事業拠点を持ち、海外売上高が全体の86％を占めています。アジア、ヨーロッパ、北米など、世界各地で事業を展開しており、グローバルな環境で働く機会があります。

日本ペイントHLD (4612) : 84％

◆事業概要
日本ペイントホールディングスは、塗料、建材、化成品、デジタル印刷などの製造・販売を主な事業としています。

◆主な取扱製品・サービス
同社は、塗料、建材、化成品、デジタル印刷などの幅広い製品を扱っている。建材には、防水材料、断熱材料、内装材料、外装材料、塗装関連機器などが含まれる。化成品には、機能性樹脂、医薬品原薬、光触媒などが含まれる。また、デジタル印刷には、大判プリンター、フラットベッドプリンター、テキスタイルプリンターなどが含まれる。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
日本ペイントホールディングスは、グローバルに事業を展開しており、海外売上高が全体の84％を占めています。特にアジア地域においては、高い市場シェアを誇っています。また、北米や欧州でも積極的にビジネスを展開し、事業拡大を進めています。日本ペイントホールディングスは、世界中に事業拠点を持っており、海外勤務の機会がある可能性があります。

日本特殊陶業 (5334) : 81％

◆事業概要
日本特殊陶業は、耐火物、高機能セラミックス、触媒、酸化アルミニウム粉体、ガス発生剤、電子材料、半導体材料などの製造・販売を主な事業としています。

◆主な取扱製品・サービス
耐火物、高機能セラミックス、触媒、酸化アルミニウム粉体、ガス発生剤、電子材料、半導体材料などを取り扱っています。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
日本特殊陶業は、世界中で事業を展開しており、海外売上高が全体の81％を占めています。特に中国やアジア地域においては、高い市場シェアを誇っています。また、海外子会社の設立や合弁事業の推進など、積極的な事業拡大を進めています。日本特殊陶業は、世界中に事業拠点を持っており、海外勤務の機会がある可能性があります。

ジーテクト (5970) : 81％

◆事業概要
ジーテクトは、自動車用部品の製造・販売を主な事業としています。

◆主な取扱製品・サービス
同社では、自動車のエンジンやトランスミッション、シャシー、ステアリング、ドライブシャフトなどの部品を取り扱っています。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
ジーテクトは、国内外で事業を展開しており、海外売上高が全体の81％を占めています。特にアジア地域においては、高い市場シェアを誇っています。また、欧米地域でも積極的にビジネスを展開しており、グローバルな視野を持っています。ジーテクトは、海外にも拠点を持っており、海外勤務の機会がある可能性があります。

TOYO TIRE (5105) : 74％

◆事業概要
TOYO TIRE（トーヨータイヤ）は、自動車用タイヤの製造・販売を主な事業としています。世界各地に製造拠点を持ち、日本の企業としては海外においても高い市場シェアを誇っています。

◆主な取扱製品・サービス
TOYO TIREは、自動車用タイヤを中心に幅広いラインナップを取り揃えています。その中でも、高性能タイヤやスポーツタイヤなどのスペシャルタイヤが特に注目を集めています。また、SUVやトラック用のタイヤも扱っています。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
TOYO TIREは、世界各地に製造拠点を持ち、海外売上高が全体の約74％を占めています。特に北米や欧州地域においては高い市場シェアを誇っており、海外市場の開拓に注力しています。TOYO TIREは、世界各地に事業拠点を持っており、海外勤務の機会がある可能性があります。

ニチリン (5184) : 69％

◆事業概要
ニチリン株式会社は、二輪車や四輪車などの車両用部品、自転車用部品、産業用部品などを製造する総合部品メーカーです。

◆主な取扱製品・サービス
ニチリンは、車両用部品、自転車用部品、産業用部品などを取り扱っています。具体的には、二輪車のチェーン、スプロケット、クラッチディスク、オイルポンプなどの車両用部品、自転車用のチェーン、ワイヤー、スポークなどの自転車用部品、そして、産業用モーターや機械部品などを扱っています。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
ニチリンは、アジア、北米、欧州などに拠点を持ち、世界中に事業を展開しています。海外売上高比率は69％となっており、特にアジア地域においては、二輪車の普及に伴う需要増加が見込まれ、ビジネスの拡大が期待されています。また、グローバルな展開を進めているニチリンでは、海外勤務の機会がある可能性があります。

住友ゴム工業 (5110) : 68％

◆事業概要
住友ゴム工業は、タイヤ、ゴム製品、化学製品、機能性製品などの製造・販売を主な事業としています。グループ企業を通じて、自動車、建設、医療、エネルギーなど幅広い分野に事業展開しています。

◆主な取扱製品・サービス
住友ゴム工業は、自動車タイヤ、二輪車タイヤ、トラックバスタイヤ、工業用タイヤ、建設用タイヤ、ゴム製品、化学製品、機能性製品、スポーツ用品、医療機器、エネルギー機器、電子材料など多岐にわたる製品を取り扱っています。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
住友ゴム工業は、世界中に事業拠点を展開しており、海外売上高が全体の68％を占めています。特にアジア、北米、欧州地域においては、高い市場シェアを誇っています。また、新興国市場でも積極的にビジネスを展開し、事業拡大を進めています。海外勤務の機会がある可能性があります。

JT (2914) : 66％

◆事業概要
JTは、たばこ、飲料、医薬品などの製造・販売を主な事業としています。

◆主な取扱製品・サービス
たばこ、飲料、医薬品、電子タバコなどを取り扱っています。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
JTは、世界中で事業を展開しており、たばこ事業においてはグローバルトップクラスのシェアを誇っています。特にアジア地域においては強い地位を築いており、海外売上高が全体の66％を占めています。海外市場においても引き続きビジネスを展開し、事業拡大を目指しています。海外事業が主要なため、海外勤務の機会がある可能性があります。

フジクラ (5803) : 66％

◆事業概要
フジクラは、電線・ケーブル、電子部品、情報通信機器などの製造・販売を主な事業としています。

◆主な取扱製品・サービス
同社では、電線・ケーブル、光ファイバー、半導体パッケージ材料、フィルムコンデンサ、情報通信機器などを取り扱っています。また、製品のカスタマイズや技術支援なども行っています。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
フジクラは、国内外で事業を展開しており、海外売上高が全体の66％を占めています。特にアジア地域においては、高い市場シェアを誇っています。また、欧米地域でもビジネスを展開しており、グローバルな視野を持っています。フジクラは、海外にも拠点を持っており、海外勤務の機会がある可能性があります。

日揮HLD (1963) : 60％

◆事業概要
日揮ホールディングスは、エネルギーや社会インフラ、環境などに関するプラントエンジニアリング、建設、運営・保守などを行う総合エンジニアリング企業です。

◆主な取扱製品・サービス
プラントエンジニアリング、建設、運営・保守、石油・天然ガスの探査、開発などを手掛けています。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
日揮HLDは、世界中で事業を展開しており、特に中東、アジア、アフリカ地域でのプロジェクトが多く、海外売上高が全体の60％を占めています。また、今後も海外事業を強化していく方針であり、グローバルな展開に力を入れている企業として知られています。海外展開が主要なため、海外勤務の機会がある可能性があります。

INPEX (1605) : 59％

◆事業概要
INPEXは、石油・天然ガスの探査、開発、生産、販売を主な事業としています。また、電力事業や再生可能エネルギー事業にも取り組んでいます。

◆主な取扱製品・サービス
石油、天然ガス、電力等のエネルギー資源を取り扱っています。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
INPEXは、世界各地に進出しており、主要なプロジェクトはオーストラリア、インドネシア、アブダビ、マレーシア等で展開しています。海外での事業がINPEXの売上高の59％を占めており、海外展開に力を入れている企業として知られています。海外での事業が主要なため、海外勤務の機会がある可能性があります。

不二製油G本社 (2607) : 58％

◆事業概要
不二製油G本社は、食用油、食品素材、飼料素材などの製造・販売を主な事業としています。

◆主な取扱製品・サービス
菜種油、大豆油、コーン油、豚肉飼料、鶏肉飼料などを取り扱っています。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
不二製油G本社は、アジア、欧州、北米、オセアニアなど、世界中で事業を展開しています。海外売上高が全体の58％を占めており、グローバルな市場でのビジネスを展開しています。特にアジア地域においては強い地位を築いており、中国やインドネシアなどの新興国市場でも積極的にビジネスを展開しています。今後もグローバルな展開を進め、海外市場でのビジネス拡大を目指しています。海外市場に進出しており、海外勤務の機会がある可能性があります。

ニッポン高度紙工業 (3891) : 58％

◆事業概要
ニッポン高度紙工業は、紙や紙製品の製造・販売を主な事業としています。

◆主な取扱製品・サービス
ニッポン高度紙工業は、高級コート紙、印刷用紙、写真用紙、インクジェット用紙、特殊紙、ラベル用紙、食品包装用紙などの製造・販売を行っています。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
ニッポン高度紙工業は、世界各地に製造・販売拠点を持っており、アジア、ヨーロッパ、アメリカを中心に、海外事業を展開しています。特に中国、東南アジア、インド、ブラジルなどの新興国市場において、紙製品の需要が伸びています。海外勤務の可能性がある企業の一つです。

住友電工 (5802) : 57％

◆事業概要
住友電工は、電気・電子部品の製造・販売を主な事業としています。

◆主な取扱製品・サービス
住友電工では、電線・ケーブル、半導体、磁性材料、電池、太陽電池などの電気・電子部品を取り扱っています。また、製品の開発や技術支援なども行っています。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
住友電工は、国内外で事業を展開しており、海外売上高が全体の57％を占めています。特にアジア地域においては、高い市場シェアを誇っています。また、欧米地域でもビジネスを展開しており、グローバルな視野を持っています。住友電工は、海外にも拠点を持っており、海外勤務の機会がある可能性があります。

東洋エンジ (6330) : 54％

◆事業概要
東洋エンジは、プラントエンジニアリング、建設、運営・保守などを手掛ける総合エンジニアリング企業です。また、医薬品や化学品の製造設備や半導体関連施設の建設など、多岐にわたる分野にも進出しています。

◆主な取扱製品・サービス
プラントエンジニアリング、建設、運営・保守、医薬品、化学品、半導体関連施設の建設などを手掛けています。

◆海外の展開状況と海外勤務の可能性
東洋エンジは、世界中で事業を展開しており、特にアジア、中東、欧州、北米などの地域でプロジェクトを手掛けています。海外売上高が全体の54％を占めており、海外展開に力を入れている企業として知られています。今後もグローバルな事業展開を推進する方針であり、海外市場でのビジネス拡大を目指しています。海外展開が主要なため、海外勤務の機会がある可能性があります。

編集長

海外売上比率情報は、四季報の情報をベースにしていますが、適宜更新されますので、詳細はそれぞれのHPなどをご確認下さい。