
働き方が多様化する中、副業を解禁する企業が増えています。
収入源を増やし、生活を安定させ、暮らしを豊かにする副業は今大注目の働き方です。
今回紹介するのはみずほ銀行(みずほFG)。副業解禁で話題のみずほ銀行ですが、その狙いや条件について詳しく解説します。
特にこれから就職や転職を考えている方、他社動向について知りたい方は、本記事を読むことでみずほ銀行の人事戦略の今が把握できますよ!
それでは早速見て行きましょう。
編集長
ちなみに僕が働く会社は「事前に申請すれば副業OK」ですが。実際には「やぶへび」になりそうで申請しにくい印象がありますね(^^;みずほ銀行の場合はどうなんでしょう。詳しく見てみましょう!
もくじ
1.時代は副業解禁へ!加熱するサラリーマンの副業熱

ここ数年で副業に取り組むサラリーマンがずいぶん増えました。
平日は会社で働き、帰宅後や土日を使って副業にまい進するスタイルで副収入を得ています。
もともと「働き方改革」の一環で進みつつあったサラリーマンの副業ですが、コロナ禍で在宅勤務が広がったことで、5年くらい前倒しで進んだ印象ですね。
最近のニュースでも、みずほ銀行やANA(全日空)による副業解禁の動きが報じられましたね。
クラウドソーシング最大手のクラウドワークスでは、2018年3月に約188万人だった登録者数が、2021年3月時点で約410万人と、3年でなんと倍以上の登録者を獲得しています。(公式HPより)
終身雇用が終わりつつある中、副業はますます注目の働き方と言えそうです。
2.みずほ銀行の副業制度

みずほフィナンシャルグループ(FG)は、配下のみずほ銀行含め、2019年10月から社員の副業・兼業を解禁しました。
メガバンクで初めてとなる副業の全面解禁は、当時大きな話題になりましたね。2020年12月には週休3~4日で働ける制度の導入を明らかにしています。
当然その分基本給が下がりますが、新しい働き方として大注目ですね。
みずほ銀行の副業に対する取り組みには3つの特徴があります。
特徴①:対象はみずほFG傘下6社の正社員
特徴②:希望者は週休最大4日!その分基本給は6割程度
特徴③:兼業制度もあり!若手を中心に広がりを見せる
一つずつ見て行きましょう。
特徴①:対象はみずほFG傘下6社

みずほ銀行はみずほフィナンシャルグループ(以下FG)の傘下です。
副業解禁と週休3・4日制の導入は、みずほ銀行の他に、みずほFG本体、みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほ総合研究所、みずほ情報総研の5社、計6社の正社員が対象です。
グループで約4万5000人が該当しますが、非正規社員や、上記6社以外の社員は対象外になるので注意しましょう。
特徴②:希望者は週休最大4日!基本給は6割程度

週休4日で副業OK!これで基本給が変わらなければ神制度ですが、当然そうもいきませんね。
週休2日制に比べると、週休3日制では基本給が8割程度に、週休4日制では基本給が6割程度に減額されます。
その分副業で稼げばいいわけですから、特に若手を中心に、「副業に追い風になる!」「子育てや介護がやりやすくなる!」と好意的な意見が多いようです。
一方で「人件費を削減したいだけではないか?」といった意見もあったようで、この辺りは賛否両論ですね。
特徴③:兼業制度もアリ!若手を中心に広がりを見せる

副業解禁と週休4日制の導入が注目されていますが、実は兼業OKの取り組みも進められています。
例えば若手社員が週2日、ベンチャー企業に出向して新規株式公開(IPO)準備に携わるケースや、50代のシニア社員がセカンドキャリアを見据えて、人材コンサルティング会社で週1日仕事をするケースがあげられます。
みずほFGでは、まさに多様な働き方が実現されつつある印象ですね。
編集長
ちなみにみずほFGへの転職に興味がある方は、ビズリーチに登録しておくのがおすすめです。ビズリーチはミドル~ハイクラス求人が豊富に掲載されていて、非公開案件も多数。私の知人もビズリーチ経由で転職してましたので登録の価値はありそうですよ!
3.副業解禁を進める狙い(表の理由)

みずほFGは、副業解禁や週休4日制度を進める理由として「社内外で通用する人材バリューの最大化」を掲げています。
人生100年時代を迎え、大学で学んだことで一生食べていける時代は終わってしまいましたね。
「学び」「挑戦」「仕事」を通じて「成長」サイクルを実現する。人生を前半と後半に分け、より長く価値を発揮できる人材になっていただく。
そうした理念が掲げられています。
<みずほFGの新人事戦略の全体像>

出所)みずほFGのホームページ
編集長
4.副業解禁を進める狙い(裏の理由)

副業解禁に当たっては、各企業、概ね似たような理念を掲げています。
一言で言えば「たくさんの経験を積み、社内外で通用する人材になることで、自社の仕事にフィードバックしてほしい」ということですね。
でも、実際には多くの企業にとって、副業はメリットよりデメリットの方が多いはずです。
なぜなら社員が副業に集中するあまり、本業に割く時間が無くなり、パフォーマンスが下がる可能性があるからです。
それなのにみずほ銀行はどうして副業解禁に踏み切ったのでしょう。そこには大きく4つの理由があります。
理由①:副業解禁しないと有能人材が集まらない
理由②:昔ほど人手が要らなくなっている
理由③:固定費を減らさないと生き残っていけない
理由④:社会的要請に応える必要がある
一つずつ見て行きましょう。
理由①:副業解禁しないと有能な人材が集まらない

実はこれ、みずほ銀行に限らず切実な問題になっています。
働く人は、数の上では結構余ってるのですが、「戦力になるヒト」は全く足りてません。
例えば最近ではデジタルマーケティング分野が熱いですが、そうした分野で活躍できる人は引く手あまたです。そして戦力になる人は、だいたいマルチな才能を持っており、既に副業で相当の稼ぎがあったりします。
そうした人を企業に取り込むには、もう「副業禁止」だなんて言ってられないんですね。
実際にみずほ銀行では、副業解禁当初から幅広い年代からの申請があったとのことで、開始間もない時点ですでに120件ほどの応募があったとのこと。
銀行員としての経験や専門性を生かしたものが3割程度だった一方で、スポーツの審判員やプログラミングといった趣味を生かした副業もみられたとのことで、まさに多様な働き方を推進されている印象です。
理由②:昔ほど人手が要らなくなっている

今では信じられませんが、昔は紙をコピーする専任のお姉さんがいたそうです。もともと「一般職」と言う区分けができたのも、バブル期の遺産ですね。
もちろん、今ではコピーをするお姉さんなんていませんし、最近は更にAI活用も進んでいますから、なおさら人手が要らなくなっています。副業を推奨することは、こうした人たちを減らすのに寄与します。
一言で言えば「柔らかなリストラ」ですね。
世の中的には、45歳以上の人材はほとんどリストラ対象だと言われています。(僕も40代なので複雑ですw)
でも、そうした人たちを解雇したり、希望に沿わない異動等させては問題になります。ですのであらかじめ副業を解禁し、社員の収入源を複数化させたうえで、基本給を下げる取り組みをしているとも見て取れますね。
編集長
この点は賛否両論でですが、ここで「けしからん!」と怒るだけのヒトと、「むしろ好都合!」と喜ぶ人に二極化されている印象です。日頃から準備をしているかどうかが分かれ道ですね!
理由③:固定費を減らさないと生き残っていけない

銀行業は、長引く超低金利により、昔のように安定的に稼ぐことができなくなっています。
一部では「逆ざや」といって、調達金利よりも貸出金利が安くなる事態がお発生しています。
特にみずほの場合、店舗網の合理化や海外戦略で競合2行よりも出遅れているとされていて、コスト削減は必須です。
加えて政府は、企業に対して70歳までの継続雇用を求めており、みずほ銀行も政府の方針に従わざるを得ません。
60歳以降は再雇用という形で継続して仕事をする社員が多いのですが、企業側は高齢社員の年収は大幅に下げたいですよね。
副業解禁や週休4日制を推進する理由には、みずほ銀行の懐事情も大きく関係しています。
理由④:社会的要請に応える必要がある

日本の労働人口は、少子高齢化の進展で危機的な状況になりつつあります。
統計によると、日本の労働人口は2040年までに約1,200万人も減少するそうです。これは現在の労働人口の約20%に相当します。
人材不足が深刻化する中、1人の人が1つの仕事をし続けるのは効率が悪いですよね。
出来れば一人のヒトに複数の仕事をかけ持ちしてもらい、労働力不足を補ってほしいと思うのは自然なことです。
極端に言えば、一人が2人分のパフォーマンスを出せば、労働人口が半減しても問題ないわけです。
そうした社会の要請を受け、特に大手企業は副業解禁せざるを得ない状況なんですね。
編集長
5.みずほ銀行の副業条件
副業を許可制にしている会社は多いですが、転職などを考える場合は条件をしっかり見ておいたほうがいいですね。なぜなら実際には副業承認の条件が厳しすぎて、事実上副業不可になっている会社もあるからです。変なトラブルにならないよう、事前のチェックが欠かせません。Check!【副業OKの条件(推測含む)】
条件①:本業の競合に当たらないこと(競合リスク)
条件②:本業の勤務に著しく干渉しないこと(疲労リスク)
条件③:社会通念上良くないとされるような商法でないこと(信用リスク)
編集長

今回はみずほ銀行について、副業解禁の狙いや条件について解説しました。
これから迎える深刻な労働力不足に対応するためにも、副業推進は自然な流れと言えます。
インターネットが発達し、在宅勤務も普及した今、最終的に副業が本業の収入を抜いてるなんて方もザラにいます。
そうなると、どちらが副業でどちらが本業かわからないですね。
これから副業を始める皆さんは、是非そうしたマルチワークな状態を目指し、個人で稼ぐ力をどんどん高めて行くようにしましょうね!

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