【5分でわかる】コンサルティング案件の種類とは?|分類と仕事内容をわかりやすく解説

近年、東大生・京大生の就職先ランキングで上位を占めるなど、何かと注目を集めている「コンサルティングファーム」ですが、その仕事内容はどんなものでしょう。

今回は、今大注目のコンサルティングファームについて、その取扱い案件の種類を解説します。

案件の種類とコンサルファームの分類は密接に関係します。

案件の種類を理解することで、コンサルティング業界の全体観を掴めますよ!

編集長

私自身も某コンサルティングファームで活動しています。なんとなく「年収が高そう」「華やか」といったイメージのあるコンサルティングファームですが、内情含め分かりやすく解説しますね!

それでは早速見て行きましょう。

1.コンサルティング案件の種類(全体像)

コンサルティングファームは、企業の抱える経営課題に対し、事業戦略や業務オペレーション改革、システム構築などの手段を駆使して解決にまで導きます。

その内容は、特性に応じて戦略系、業務系、IT系の3つに大別されます。

まずは全体観を確認しましょう。

<コンサルティング案件の種類>

編集長

コンサルティングファームの全体像と力関係をまとめました。ファームについて詳しく知りたい方はあわせてチェックして下さいね!

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次にそれぞれのコンサル案件について詳しく見ていきます。


2.戦略系案件とは

戦略系案件とは、その名の通り企業の経営・事業戦略やデジタル・IT戦略を策定する案件のことです。

市場分析や競合分析などの外部環境分析と、社内事情・経緯・組織風土なども踏まえた内部環境分析を行い、2~3か月スパンで競争優位に資する戦略を立案します。

また、これまでは戦略立案が花形でしたが、最近のテクノロジーの進化を受け、デジタル戦略やIT戦略も大注目の分野です。

既存業務の効率化や新規事業の創出、社会的課題の解決など、あらゆる分野に通じる領域であり、人気が高まっています。

 戦略系案件の概略 
  • 経営・事業戦略
    全社レベルでの企業変革や、新規事業の企画・戦略立案などを行う
  • 組織・人事戦略
    グローバルマネジメントモデルや組織戦略、人材戦略の策定などを行う
  • オペレーション戦略
    経営・事業戦略や組織・人事戦略を実現するための、あるべきオペレーションを確立する
  • デジタル戦略
    AIやIoTに代表されるテクノロジーを駆使した変革戦略を企画・立案する
  • IT戦略
    グループ・グローバルにおけるITのグランドデザインなどを策定する
  • 戦略実行支援
    数々の戦略が実現に向かうよう、顧客に伴走して支援を行う

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戦略系案件はコンサルタントにとっても花形の案件です。戦略系案件を専門的に扱う戦略ファームについてまとめました。詳しく知りたい方はあわせてチェックして下さいね!

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3.業務系案件とは

業務系案件とは、その名の通り企業の経営・事業戦略やデジタル・IT戦略を実現する上で必要な、個別の業務オペレーションの変革案件のことです。

対象領域は営業・マーケティング、生産・調達、財務・会計、人事給与、総務、調達など多岐にわたります。

 業務系案件の概略 
  • 営業・マーケティング変革(CRM)
    営業/販売領域に加え、マーケティング、アフターサービス含む顧客接点領域に関する変革を推進
  • 生産・調達改革(SCM)
    製造、調達、在庫などの生産領域に関する業務改革支援。製造業の顧客が中心。近年はスマートファクトリーなどのIoT/AI技術を活用したスマートファクトリーがトレンド。
  • 財務・会計改革(FPM)
    財務(ファイナンス)部、経理(アカウント)部の領域。効率的な会計処理の実現に加え、コーポレートファイナンスの検討も支援
  • ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)
    人事給与・総務・調達などの管理間接系業務のアウトソーシングを推進。シェアード化なども検討。
  • ロボティクス・プロセス・オートメーション(RPA)
    PCを用いた比較的単純なオペレーションの自動化を推進。ソリューションの選定やBPOなども検討。

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業務系案件は、特に総合系コンサルファームの得意領域です。総合系ファームについてまとめましたので、気になる方はあわせてチェックして下さいね!

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4.IT系案件とは

IT系案件とは、その名の通り企業の経営・事業戦略やデジタル・IT戦略を実現する上で必要な、個別の業務オペレーションの変革案件のことです。

対象領域は営業・マーケティング、生産・調達、財務・会計、人事給与、総務、調達など多岐にわたります。

 業務系案件の概略 
  • ITガバナンス
    ITに関する組織・ヒト・モノ・カネ・リスクについて、グループグローバルでの最適解を導き、実現します。
  • パッケージ・クラウド導入
    SAPやOracle、セールスフォース、ServiceNowなどのパッケージ・Saasシステムの導入を支援します。
  • スクラッチ開発(超上流工程・PMO)
    大規模システム導入プロジェクトなどにおいて、主に進捗管理・課題管理・リソース管理などのPM業務を補佐します。
  • ベンダーマネジメント・アウトソース
    大規模システム導入プロジェクトやエンハンスにおいて、マルチベンダーのコントロールやアウトソースを支援します。
  • DX開発
    業務のデジタル化、顧客体験のデジタル化、ビジネスのデジタル化を実現するためのシステムの構築。

編集長

IT系案件は、特にIT系コンサルファームの得意領域です。IT系ファームについてまとめましたので、気になる方はあわせてチェックして下さいね!

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5.未経験でコンサルファームに入るには

高度なIT知識や顧客折衝経験が求められるコンサルティングファームですが、旺盛な求人需要が追い風となり、20代であれば「ポテンシャル採用」で、未経験者でも充分に転職可能です。

また、35歳くらいまでであれば、個々のプロジェクトに対して責任を持つ「マネージャー」といった役職で、年収アップをしながらの転職も可能です。

35歳を超えると、新規営業含め相当の顧客獲得が求められる「シニアマネージャー」ポジションでの採用になりますが、さすがに未経験者にとっては狭き門です。

事業会社で相応のポジションだった人が、顧客とのコネクションを引き継いで転職するようなケースに限られるでしょう。

コンサルを未経験から目指すなら、できるだけ若いうちに、比較的初級のランクから入るのがおすすめです。

編集長

ITコンサルタントの転職で最も頼れるのがアクシスコンサルティングです。気になる方は、こちらの記事に詳しくまとめましたのであわせてチェックして下さいね!

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6.まとめ

今回は、コンサルティングファームが取り扱うコンサルティング案件に注目し、その分類と仕事内容を解説しました。

高い専門性で顧客の経営課題を解決するコンサルティングファームは、今大注目の存在です。

社員の給与は1,000万円~2,000万円クラスと高く、とてもやりがいのある仕事ですが、一方で仕事はハード。

それなりの能力とストレス耐性が求められます。

そうしたことから、特に若いうちに経験を積み、コンサルティングファームで自らを高めた上で、事業会社などに役員クラスで転職する人も多数います。

もちろん、コンサルティングファームで上り詰め、パートナーとして年収1億越えの人もいます。

キャリアは自分で作る時代です。戦略的に動いて行きましょう!

【第1位】アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングは、転職希望者を企業とマッチングする転職エージェントです。業界や職種に精通したコンサルタントが、個人の希望やスキルに合わせた求人情報を提供し、適切な転職支援を行います。

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