
『頑張ってプレゼンしたけど、なんだか盛り上がらなかった…』
『伝えたいことだけ伝えて時間切れになってしまった…』
『もっと聴衆を引き付けるプレゼンがしたい!』
今回はそんなお悩みの根本を解決します。
本記事で紹介するのは、語源から考えるプレゼンテーションの目的です。
分かっているようで意外と勘違いしている方も多いプレゼンの目的。
その語源から考えることで、プレゼンテーション上達の正しいアプローチが理解できますよ!
編集長
僕も仕事柄、ほぼ毎日プレゼンをしています。その経験やノウハウを踏まえ分かりやすく解説しますので、特にプレゼンに苦手意識がある方は是非チェックして下さいね!
それでは早速見て行きましょう!
もくじ
1.プレゼンテーションの語源

突然ですが、プレゼンテーションの語源をご存じですか?答えはとてもシンプル。
そう、プレゼンテーションの語源は「プレゼント(present)」です。
贈り物が語源となっているなんて、なんだか素敵ですね。
「プレゼンテーション」には語源の通り、相手が欲しいと想うものをプレゼントするという意味が込められています。
この本質を理解しているかいないかで、プレゼンテーションの質は大きく変わります。
編集長
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2.意外と知られていない本当の目的

プレゼンの目的はなに?
そう聞くと、だいたいの人は以下のように答えます。
・製品を売るため
・自分の想いを伝えるため
先に書きましたが、残念ながらすべて間違いです。プレゼンテーションがなかなか上達しない人の共通点はココにあります。
それではプレゼンテーションの本当の目的は何でしょう。答えは以下の通りです。
「相手に伝えること」ではなく、
「相手が欲しいと想うものを届け、動かすこと」である
このことは語源からもわかりますね。
「相手が欲しいと思うものを届ける」。そのために必要なことを確実に行う。
そうした考え方が、プレゼン上達に向けた最短ルートを切り開きます
編集長
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3.プレゼンテーションを構成する4つのP

プレゼンテーションの構成要素は4つです
<プレゼンテーションを構成する4つのP>
①目的 :Purpose(パーパス)
②話し手:Presenter(プレゼンター)
③聴き手:People(ピープル)
④場 :Place(プレイス)
これら「4つのP」がそろえば、それは規模の大小や場所には寄らずプレゼンテーションです。
そして中でも特に重要なのが、「聴き手と話し手の共通の目的(Purpose)」を押さえることです。
”共通の目的(Purpose)”を達成するために
”わたし(Presenter)”がここにいて
”あなた(People)”が時間を割き、
”この場(Place)”が設定された
語源にある「相手が欲しいと想うものをプレゼントする」発想で、まず相手の目的が何か?を考えましょう。
その上で自分の持っている能力や製品・サービスが、どう相手に役立つかを明確にします。
その2つが重なったポイントが、あなたとわたしの共通の目的=プレゼンテーションのゴールということになります。
このことを骨格にしてプレゼンテーションを組み立てると、プレゼンの最終目標である「相手を動かすこと」に自然と繋がるようになります。
4.身に着けるべき3つのスキル

プレゼンテーションの目的は、「相手に伝えること」ではなく「相手を動かすこと」でした。
そしてそのためには、「相手がこの場にいる目的」をきちんと把握する必要があります。
その上で身に着けるべきスキルは3つです。
【スキル①】デリバリースキル
【スキル②】シナリオ構築スキル
【スキル③】プレゼンス
一つずつ見て行きましょう!
【スキル①】デリバリースキルとは

デリバリースキルとは、聴覚情報と視覚情報に訴えかける技術のことです。
・話し方が落ち着いて適度にゆっくり、聞き取りやすい
・声量・ボリュームとも充分、安心して聴いていられる
・立ち振る舞いや仕草が適切、信頼が持てそう
こうした状況を作り出すことで、まず相手を「聴く気にさせる」ことができます。
【スキル②】シナリオ構築スキルとは

シナリオ構築スキルとは、論理的でわかり易い話を組み立てる技術のことです。
・聴き手が抱える課題や問題は、話し手が充分理解している
・何が原因でどうすれば課題が解決するのか?根拠と共に論理的に説明されている
・なぜ話し手の提案が必要なのか?聴いていて納得できる
こうしたシナリオを組み立てることであなたの主張が相手に伝わり、提案が受け入れられるようになります。
【スキル③】プレゼンスとは

プレゼンスとは、あなた自身の経験値や信用、権威性のことです。
・話し手は信頼でき、一緒に仕事をしたい
・話し手の経験値があれば、確実に課題が解決できる
・話し手(ないしその会社)は権威性があり、信用に足る
デリバリースキルやシナリオスキルと違い、プレゼンスは長い年月をかけて積み上げる必要があります。
でも、これがあるかないかで成果は段違い。
プレゼンスを高めることが、あなたの提案のヒット率向上に直結します。
時間をかけてでも、とにかく経験を積んで、一歩ずつ確実に磨くようにしましょう!
編集長
5.苦手でも大丈夫!正しい知識と訓練で必ず上達する!

僕は仕事柄、若手や後輩にプレゼンの指導をすることがあります。
そしてある時気づきました。
プレゼンが苦手な人は共通して、その目的を正しく理解していません。
つまり「相手が何を望んでいるのか?」ではなく、「自分が何を伝えたいのか?」から入っているんですね。
例えば、とある会社に初めて訪問する際、デキる人は必ず相手の会社の企業概要、財務データ、組織図と相手のポジション、最近のニュースリリースなどを確認します。
その上で「何が課題なのか?」「相手はなぜ我々に声をかけてきたのか?」を考えます。
一方デキない人は、そうした情報は一切見ず、とりあえず手持ちの資料を見繕って持って行ったりします。
相手に刺さらないことは明白ですね。
相手起点でプレゼンテーションを組み立てる。この癖がつけば、プレゼン強者への第一歩を踏み出したと言っても過言ではありません。
みんな初めは素人です。是非「プレゼンテーションの目的」を押さえ、プレゼンスキルを確実に上達させましょう!
6.まとめ

今回はプレゼンテーションの目的について、その語源からひも解きました。
プレゼンテーションの語源はプレゼント(present)。
相手に想いを届け、動いてもらうという意図が込められていましたね。
そこを理解すれば、「上手く説明しよう」とか、「かっこよく話そう!」とか、そうしたものが的外れであることが分かってきます。
プレゼンは相手を動かしてなんぼです。
是非相手を見て、その心に届くシナリオを考え、誠意をもってデリバリーすることを繰り返して下さい。
その繰り返しで、誰から見ても良いプレゼンができるようになりますよ!

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