【簡単】リバースメンター制度の内容と具体例を3分でわかりやすく解説

「リバースメンター制度って何?」
「結局のところ何がスゴイの?効果あるの?」

今回はそんな疑問にお答えします。

本記事で紹介するのは、人事・労務界隈で話題のリバースメンター制度についてです。

この記事を読むことで、リバースメンター制度の特徴とこれまでのメンター制度との違い、導入時の注意点などが3分で理解できますよ!

編集長

リーバスメンター制度は、ベテラン・若手双方にメリットのある制度です。これまでのメンター制度との違い含め詳しく見て行きましょう。

1.リバースメンター制度とは?

リバースメンター制度とは、「若手がベテランの指導をする制度」のことです。

直訳すると『逆徒弟(とてい)制度』で、これまでのような「ベテランが若手を指導するメンター制度」とは逆(リバース)のメンター制度になります。

リバースメンター制度は、例えばソーシャルメディアや最新のトレンドについて、若手ならではの知識や感性を必要とする分野において役立ちます。

めまぐるしくトレンドが変わる今、若い世代の感性やスキルに学び、積極的に理解し活用しようという取り組みが求められているんですね。

編集長

リバースメンター制度は、これまでのような「〇〇一筋30年!」といった価値感が崩れていることを表しています。技術の進歩が劇的に速まり、それを当たり前に使いこなす若者が増える中、ベテランであることの優位性が薄まっているというわけですね。


2.リバースメンター制度の3つの特徴

リバースメンター制度で押さえておきたい特徴は3つです。

Check!【忙しい人のための特徴まとめ】
  特徴①:若手が良く知っていて、ベテランが苦手な分野で有効!
  特徴②:『役員と新人』と言った異色の組み合わせが成り立つ!
  特徴③:若手の経験機会と離職防止につながる!
それぞれ詳しく見て行きましょう。

特徴①:若手が良く知っていて、ベテランが苦手な分野で有効!

例えばマーケティングの分野では、テレビCMや新聞広告・看板など、効果が出るかわからない媒体に巨額の投資をするのが当たり前でした

そんな世界で生きてきたベテランに、「これからはSNSやAPL、Webメディアを活用したデジタルマーケティングが重要です!」なんて言っても…

ハァ?何言ってるの!?(by上司)」ですね。でもそれではダメなんです。

今の若い人は、子供のころからSNSに触れています。それを使ったWebマーケティングも肌感覚で理解しています。

小さい子供がすぐにスマホやiPadを使えるのと同じことですね。

リバースメンター制度を使うと、そうした若手の『感覚』や『新しい技術に対する理解力』を社内で取り込むことができるんですね。

編集長

例えば化粧品業界でも、ベテランは対面での接客を重視しますが、今の若手はそんなの求めてませんよね。APLで最適なコスメをマッチングしてそのままネットで購入します。その感覚の差を補おうというわけですね!


特徴②:「役員と新人」と言った異色の組み合わせが成り立つ!

これは事例を見て見るとわかり良いです。

リバースメンター制度は資生堂が有名です。

資生堂ではITに詳しい若手社員をメンターに任命し、経営トップの役員にITツールの使い方を教えることで、役員のITリテラシーが“あっという間”に向上したとのこと。

若手メンターは、役員が統括する事業部門の課題を解決するためのIT活用方法を提案する役割も担うため、ベテランでは思いもよらないアイデアの創出にもつながったとか。

コミュニケーションの活性化にもつながり、役員層に大変に好評だったそうです。

是非見習いたいやり方ですね!

編集長

最近の若手を表す言葉に「Z世代」というのがあります。リバースメンター制度を語る上であわせて押させておきたい概念ですので、知らない方はこちらの記事もあわせてチェックして下さいね!

~詳しく知りたい人はこちら!~


特徴③:若手の経験機会と離職防止につながる!

多くの日本企業では、40代~50代の人材が多く滞留し、若手が出世しにくい状況にあります。

やる気も能力もある人材が、昔であれば早々に部課長クラスになれたはずなのに、上の人が多く出世できない。

当然経験機会が得られず、給料も上がらず、不満がどんどん高まります

その結果、昔では信じられないほどあっさりと、誰もがうらやむ大企業を辞めてしまうケースが増えています

リバースメンター制度は、こうした問題を解決する可能性も秘めています。

例えば日系プラントメーカーのA社では、成功体験をした人をマネージャーから外し、コーチャーとして若手社員に着けることで、若手人材を積極的にマネージャーに登用

若手の経験機会の確保と転職の抑制を両立しています。

編集長

これからの時代、ベテランがベテランで居続けることは、ますまず難しくなるんでしょうね。スキルのアップデートは必須ですよ!

~あわせて読みたい!~


3.リバースメンター制度の歴史


出所)Photo by Lane Turner/Getty Images

リバースメンター制度のきっかけを作ったのは、ゼネラル・エレクトリック(GE)の元CEO、ジャック・ウェルチ氏だと言われています。

2020年に亡くなったウェルチ氏ですが、カリスマ経営者として非常に有名な人でした。

彼はGE時代に「若手社員の指導によってベテラン社員たちにインターネットを習得させる」という逆メンター制度(リバースメンタリング)を取り入れました。

ウェルチ氏自身も若手から指導を受けることで、当時はまだ珍しかったインターネットが使えるようになったと言います。

今で言えば、ZoomやSlackが使いこなせない重鎮社員に対し、当たり前に使いこなす若手がメンターとして指導するようなものですね。


4.従来のメンター制度との違い

ここでは、リバースメンター制度と従来のメンター制度の違いを比較します。

表形式でまとめましたので是非参考にして下さいね!

従来のメンター制度 リバースメンター制度
メンター
(教える人)
上司・ベテラン・年長者 若手・部下・後輩
メンティー
(教えられる人)
若手・部下・後輩 上司・ベテラン・年長者
メリット 経験がものをいう世界で、熟練の技術
や知見に直接触れられる。
これまでの経験が通じない新しい領域
で、
先入観にとらわれない新しいアイ
デアが
生まれる
デメリット
(懸念事項)
新しい領域に対する柔軟性がない。
昔ながらのやり方に固執してしまう。
制度として整えなければ、若手から
上司に物申しにくい
(機能しなくなる)

編集長

もちろん、従来のメンター制度もとても重要です。大事なのは、従来のメンター制度を補完するものとして、リバースメンター制度を活用するのが有効ということですね!


5.リバースメンター制度の留意点

人材育成において、教える側と教えられる側の相性は非常に重要です。

どれだけ良いことを教えても、メンターとメンティの中が悪ければ、教えられる側は覚えようとはしません。

先ほどの資生堂の例で見て見ましょう。資生堂には、イメージ通りおキレイな女性社員が多くいらっしゃいます。

お姉さまたちがSNSや最近のトレンドについて都度教えてくれるたら…役員層も悪い気はしませんよね。

でも、例えばむさくるしい?(すみません)男性社員がリバースメンターを行ったら、役員層はどう反応するでしょう

想像にかたくないですよね?

「マッチングは大事」という端的な例かと思います。

編集長

男女の優劣の話ではありませんよ!女性役員も、さえない男性よりは、イケメンが教えてくれた方がテンション上がりますよね!人間のサガです。どれだけ先進の制度を導入しても、最後は人間系の話に尽きるんですね。


6.まとめ

リバースメンター制度は、速すぎる技術進化と価値観の変化を上手く取り込むために編み出された一つの仕掛けです。

これをやったからと言って全てがうまく行くわけではありませんが、あなたの企業が凝り固まった状態であれば、間違いなく一石を投じてくれるでしょう。

デジタル化の加速により、残念ながら長年の経験やベテランの技術が通じにくくなっています。

本記事を参考に、リバースメンター制度について頭にインプットしながら、是非最適な組織づくりについて考えてみて下さいね!

サラリーマンとしてのあなたにとっても、将来独立を目指すあなたにとっても、とても有意義なものになると思いますよ!

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